「お兄さんが熟睡しちゃってるのに、よく知りもしない男と、2人きりで居ない方がいいよ。って忠告してくれたって事でしょ?」

「ん、うん…たぶん」

「ほら、やっぱり紳士的だって。
これが麻友子のお兄さんよりも、ずっーと年下で
私たちみたいな高校生が好きな人だったらさ…今頃何されてたか、わかんないよ?」

「えぇっ!?それはないと思うよ…お兄ちゃんの会社の人だよ?」

「そんなの分かるわけないじゃん。飲み会帰りってことは、お酒入ってるんだから」

「あ…それも、そっか」