恋とは停電した世界のようです


コホコホと咳を零しながら飲んだ水は
微かに喉にしみて

テレビの傍に置いてある観葉植物に視線を移すと
一枚だけ、端が茶色に塗り変えられた葉が目に入った。


兄のことは好きだし、
ひとりの時間も好きなので、特に今の生活に不満はなかった。

だけれど、ごく偶に
家族が居ても友達と居ても生まれる淋しさはあった。


家族以外の、別の愛情に触れてみたいと感じるのは
そんなにいけないことなのだろうか。



あなたをすきになって
情緒不安定になってしまう

そんなわたしが
いちばんきらい