この事件を機に、各チームの幹部は、ほとんどが逮捕された。チームが消滅した後、町は無法地帯となった。ドラッグ、レイプ、ケンカ、傷害…

夜の町から人が消えた。

そんな中、立ち上がったのがチーム紅の松永歩美だった。歩美はチーム全員に頭を丸めるように指示を出した。そして、巻き込まれた一般市民にまずは謝罪をしてまわった。その後は、町の風紀委員をかって出た。しかし、実際は甘いものではなかった。無法地帯と化した町で女が風紀委員を務めるのはレイプしてくださいと言っているようなものだった。実際に紅のメンバーは次々と強姦された。歩美も例外ではなかった。そして、一人、また一人とチームを脱退していった。
しかし、歩美は諦めなかった。自分たちがした事から逃げる訳にはいかなかったのだ。