『はじめまして、西条卓也と申します。』
卓也の目の前に、面接官が並ぶ。園長の歩美を含め3人が並んでいた。副園長の男が面接を進める。自己アピールをして、質疑応答が始まる。いつも、ここまでは順調だった。
しかし、いつもある質問を期に不穏な空気に変わる。
『西条くんは、学生生活の中で誇れる思い出はありますか?』
卓也は、躊躇いなく答える。
『仲間と過ごした時間は、僕の宝物です。』
『ほお、それは素晴らしい。具体的に聞いても良いかな?』
『はい。僕は昔、暴走族の総長をしていました。』
『は?』
面接官が固まる。前代未聞な回答に言葉を失った。
『世間には迷惑を掛けた時期だと自覚しています。でも、僕にとって掛け替えのない大切な時間でした。それが保育士を目指す事に何か不具合がありますか?』
いつも、ここで面接が中断される。面接官が書類を片付け次の人に声を掛ける。もう分かりきっていた事だが、卓也は寂しい気持ちになった。
卓也の目の前に、面接官が並ぶ。園長の歩美を含め3人が並んでいた。副園長の男が面接を進める。自己アピールをして、質疑応答が始まる。いつも、ここまでは順調だった。
しかし、いつもある質問を期に不穏な空気に変わる。
『西条くんは、学生生活の中で誇れる思い出はありますか?』
卓也は、躊躇いなく答える。
『仲間と過ごした時間は、僕の宝物です。』
『ほお、それは素晴らしい。具体的に聞いても良いかな?』
『はい。僕は昔、暴走族の総長をしていました。』
『は?』
面接官が固まる。前代未聞な回答に言葉を失った。
『世間には迷惑を掛けた時期だと自覚しています。でも、僕にとって掛け替えのない大切な時間でした。それが保育士を目指す事に何か不具合がありますか?』
いつも、ここで面接が中断される。面接官が書類を片付け次の人に声を掛ける。もう分かりきっていた事だが、卓也は寂しい気持ちになった。

