朝と昼と夜。〜昼〜

そこには茶髪の巻き髪に、胸を露出させたキャミソールに、下着が見えそうなほどのミニスカートを履いた母親の姿があった。しかも、朝帰りなのか酒の匂いがプンプンしていた。母子家庭で水商売をしているのは聞いていたが、実際に目の当たりにすると陸が可哀想に思えた。どこかで自分を照らし合わせたのかもしれない。

『おはようございます、立花さん』

『卓也先生は、今日も爽やかでカッコいいわね』

『そんな事ないですよ。』

『謙遜しちゃって。今度の家庭保育、宜しくね!』


卓也は『ハハッ』と笑って見せた。卓也は今度の家庭保育に頭を悩ませていた。家庭保育とは、園に来ないで家庭で過ごす様を先生が見て回るものだ。これはどこの園でもやっている事なのだが、ヒマワリ園では3ヶ月に一度のペースでやっている。

入社して一回目の家庭保育で、卓也は色々と痛い目にあっている。もちろん母親方からのセクハラだった。卓也は180センチ超えの長身で、俳優顔負けのイケメン、短く刈り上げた短髪。そこにヒマワリ園の可愛いエプロン。もう奥様方には堪らなかった。