お腹と手の傷を見てもらう。 「うん、いいね。化膿もしてないし」 「でしょ?」 「でも…」 「無理は禁物!でしょ?」 「そ!」 優しいその瞳が弧を描く。 「手の傷あと、残っちゃいそうだね」 「いいの。そういうの気にしないから」 「ならいいけど」 「これは自分への戒めだから」 「戒め?」 「自分のことしか考えてなかったわたしへの戒め」