でも、別に吉原さんに父親を求めているわけではない。 この気持ちは恋。 それだけは確かに言える。 好きすぎて、くらくらする。 のんちゃんみたいに、ううん、それ以上に大切にされたい。 そんなかなり我儘な恋。 我儘な、わたし。 そうそう、と吉原さんが言う。 「ちょうど傷を見に行こうと思っていたんだ」 「もう抜糸したし、治ったよ」 「見せて」