修司と赤い糸で結ばれてるって、付き合ってる頃はそう思ってた。 でもそれは糸なんかじゃなくって、身動きとれなくなるような頑強な鎖で。 その鎖でさえ、わたしたちをつなぐ『絆』だと勘違いしていた。 修司がどんなに苦しんでいるのかも知らずに。 わたしが悪かったんだ。 修司じゃない。 綾乃でもない。 『愛』という言葉でがんじがらめに縛って、相手の気持ちを理解できなかったわたしのせい。