「汐里ちゃん、汐里ちゃん、大丈夫だよ。カレカノならともかく、離婚した夫婦がまた復縁するってまずないから」 「復縁って…桃佳よくそんな言葉知ってるね」 「ワイドショーでやってた」 どうしてこの子は、わたしの心を見透かすように、何でもわかってくれるんだろう。 「ありがとね、桃佳」 「んーん。汐里ちゃんは笑ってて。わたし、汐里ちゃんの笑った顔が好きなの」 「どこがいいのよ、わたしの笑った顔なんて」 「あれ、自覚ないの。じゃあ、おしえなーい」 桃佳は悪戯っぽく笑った。