「お粥まずい~~」 わたしは足をじたばたする。 「しょうがないよ、急にいつも通りのご飯じゃ、胃がびっくりしちゃうでしょ」 年下の少女にもっともな意見を浴びせられ、撃沈する。 「……ねえ、桃佳」 「ん?」 「吉原さんって、彼女とか…いるのかな?」 「んー」 桃佳は卵焼きを飲みこむと真面目な顔で言う。 「彼女っていうか、最近奥さんと離婚した」 思わぬ言葉にショックを受ける。 「1歳の子供もいるよ。奥さんが引き取ったみたいだけど」 「そうなんだ…」