桃佳の言った通り、2日後に吉原さんはやってきた。 「汐里ちゃん、傷は痛む?」 「大分いいです」 「そっか、よかったね」 全開スマイルに胸がきゅっとなる。 吉原さんの笑顔って、本当に、素敵だな。 「傷の処置するねー」 「今日は吉原さんがするの?」 「うん、日勤だからね」 お腹の傷を消毒してもらって、手の包帯をほどかれる。 昨日も見た手の傷。 小指の下から手首あたりまで縫った糸がびょんびょん飛び出ている。