あなたが教えてくれたから~約束~








「わたし、同じ部屋の桃佳っていうの」




やっぱり桃佳っていうんだな。





「わたしは岩本汐里」




「……」




「何よ」




「汐里ちゃんって呼んでもいい?」




「どうぞ?」






そう言うと、桃佳は満足げに微笑んだ。





「じゃあ、友達ね」





ふっと、綾乃の顔が浮かぶ。





友達。






正直、友達を作るのは怖い。






裏切られるかもしれないって…そう思うから。