深海の底を漂っていたと思っていたけれど、小さな光がわたしを照らしだした。
光を頼りに浮上すれば、明るさと温かさが戻ってくる。
母なる海は穏やかにわたしを包み込んでくれる。
恐れることはないんだ。
わたしは今までも泳ぎ続けてきたのだから。
どんなに絶望しても、『明日』はまたやってくる。
修司がわたしの前からいなくなっても、また新しい『誰か』と出会える。
昨日の晩、吉原さんと出会えたように。
出会いはすべて運命。
そして必然なのかもしれない。
吉原さんがわたしを大切だと言ってくれたから、わたしは生きる。

