吉原さんがわたしを大切に思っていてくれたことが伝わってきた。
それがとても嬉しくて……。
「約束するよ。吉原さんより先に死なない。もうあなたをひとりにはしない」
吉原さんの目が切なげに揺れる。
「生きろって、言ってくれたでしょう?生かされているってあなたが教えてくれたから」
「汐里ちゃん、本当に強くなったね」
「きっと恋をしているせいだよ」
「僕はプロ失格だ」
「わたしずっと『誰か』に会いたかった。きっとそれは吉原さんなの」
吉原さんがわたしの手を引いてわたしを抱きしめた。
「君が好きだ」
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