ああ、好きだ。
わたしはやっぱり、どうしようもないくらいこの人が好きだ。
「吉原さん、わたしね、看護の短大に合格したの。吉原さんみたいに、たくさんの患者さんを救えるような看護士になりたいんだ」
「そっか…がんばったんだね。」
「わたしはもう吉原さんの患者じゃない。大人への切符も手に入れた。だから、聞いてほしい」
吉原さんはだまってこっちを見つめている。
「前にも言ったから…しつこいって思われるかもしれない。でも、これが最後だから聞いてほしい」
「うん」
「吉原さん、ずっとずっと、多分初めて会ったときから好きでした」

