わたしはといえば、看護士への道が開けたのはもちろん嬉しかったけど、まず考えたのは「これで吉原さんに会える…!」ということだった。
さっそくメールでやり取りし、会う約束をした。
わたしは携帯を握りしめながらベッドにダイブする。
「会いたかったよ、吉原さん…」
待ち合わせは1週間後。
合格発表を待つ時よりも長く感じられた。
学校の卒業式はもう終わってしまったので、時間を持て余していた。
吉原さん、どうしているかな。
たった半年前のことなのに、あの夏がとても遠く感じられる。
吉原さん、彼女できてたりしないかな。
それが心配でたまらなかった。

