受験の日は、あっという間にやってきた。 今日まで一生懸命やってきたつもりだ。 大丈夫、大丈夫。 お正月に神社で買った学業成就のお守りをポケットにいれて、家を出る。 「がんばってね」 お母さんの声援を受けながら。 がんばるよ。 これでもし結果がだめだったら、メルアドは消してしまおうと思っている。 病院にも行かない。 「では、開始」 試験のスタートの合図でわたしはばさっと問題をめくった。