「ホントはあれだけ言うだけなのに、すごく勇気がいったよ。汐里はずっと我慢してきたんだよね。今まで助けてあげられなくてごめんね」 「いいよ、今はこうして綾乃とも修司とも、元に戻れたんだし」 「ね、汐里の好きな人って、どんな人?」 「いきなり恋バナ?」 「だって知りたいんだもん」 「うーん、優しくて、わたしをとことん甘やかしてくれて、でも、道を踏み外さないように見守ってくれる人」 「大人だね」 「28歳だもん」 「そんなに年上なのか?」 修司が驚く。 「うん、そうだよ」