突然激情が襲ってくる。
こんなところで延命されて生きるくらいなら、今死んでやる!
どうせ生きていたって、いいことなんて何もないんだ!
わたしの居場所なんて、どこにもないんだ!
『助けてくれる人』なんていつまで待ったって現れやしないんだから!
わたしは包帯を巻かれて不自由な右手で、左手の点滴の針を力任せに引き抜いた。
そのままベッドから起き上がると、走ってドアに向かった。
突然開いたドアから女の看護士が入ってくる。
「岩本さん!?」
思いっきりぶつかりながらも体勢を整えて廊下に転がり出た。
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