昇降口で、持ってきた洗った上履きに履き替える。
教室へむかうにつれて、不安感が増してくる。
ガラッ、と教室のドアを開ける。
騒がしかった教室がしーんと静かになる。
わたしは誰とも目をあわさず、自分の席に座った。
「岩本さんが来たよ」
「恥ずかしくないのかな」
「俺、岩本が自殺未遂したって聞いたぞ」
「うつ病になったんじゃないのか」
「さすがに、よく勇気あるなって思うよ」
「だって、ねぇー」
「彼氏寝とられた女わらえる」
わたしは立ち上がりながら、机を思いきり叩いた。
「なんか文句あるならハッキリ言えば?」
しーんとなる教室。

