吉原さんは半年以上も会えないわたしとの約束なんて忘れてしまうかも。 それ以前の問題で、わたしのことを覚えていてくれるのだろうか。 病院にはわたし以外にもたくさんの患者がいる。 メルアドをもらって、合格するまでは連絡をしないと自分で心を決めたけど、果たして連絡しないでいられるだろうか。 わたしは自分の顔を両手ではさむように叩く。 後ろ向きになっちゃだめ。 できる。 頑張るんだ。