桃佳が笑っている。 それはそれは幸せそうに。 手を伸ばしても届かなくて。 名前を読んでも声は響かなくて。 でも、桃佳が笑っているから、わたしはなんだかほっとしたんだ。 はっと目を覚ます。 「夢…」 時計を見ると、午後の2時だった。 昨日夜勤だったから、吉原さんもういないかな。