あなたが教えてくれたから~約束~








でもね、とおばさんは言葉を続ける。





「汐里ちゃんとのことをいつも楽しそうに話すのよ。最後の時間を桃佳と過ごしてくれて、ありがとうね」





何にも言えなかった。





桃佳がこんなに冷たくなってしまったことが、ショックで仕方なかった。





ベッドに入りこんできたとき、抱きしめたとき、桃佳の身体はあんなにあたたかくて柔らかかったのに。






霊安室を出て、ふらふらと歩く。