わたしは吉原さんの背中に抱きつく。 「好きなの」 吉原さんは胸にまわされたわたしの手のひらを握る。 「僕、バツ1だし」 「知ってる」 「子供いるし」 「そんなの知ってる」 「みんなの看護士さんだから」 「……バカ」 わかっていたけれど、改めて言われると、胸がズキッと痛んだ。