「わたしね、さっき彼と別れたんだ」 「そっか」 「彼とはずっと小さい頃から一緒の幼なじみで…今思えば幼なじみのままでいればよかったんだよね。付き合い始めたことで、お互いを傷つけあうようになっちゃったの」 「大丈夫?」 吉原さんがそのまっすぐな瞳でわたしの顔を覗き込む。 「大丈夫!ちゃんとお別れ言えて、ふっきれたよ」 吉原さんの手がわたしの頬に触れる。 「ちょっと泣いたでしょ」 吉原さんがわたしの瞳をとらえて言う。