わたしは椅子から立ち上がる。 これでお別れ。一度恋人になってしまったらもう幼なじみにも戻れない。 自分から別れ話を切り出したのに、なんだか少し、寂しかった。 小さい頃の記憶がよみがえる。 一緒にお昼寝したこと。 一緒に花火で遊んだこと。 一緒に西瓜を食べたこと。 一緒に、一緒に……夏の思い出だけでもたくさんありすぎて。 「ばいばい」 これで本当に、ピリオドが打てた。 ばいばい、修司。