ごめん、と修司は綾乃と同じように、わたしに頭を下げた。
「ねえ、頭をあげて?」
修司が頭をあげ、わたしの目線をとらえる。
「別れ話しよう。ちゃんとしてなかったから」
わたしは深く息を吸い込んだ。
「わたし、修司以上に好きな人ができました。もう終わりにしよう。これでおあいこだよ」
「汐里…」
わたしは開けていなかった缶のミルクティーを修司のおでこにくっつけた。
「つめたっ」
「これ、綾乃が好きなミルクティー。後で渡しておいて?」
「あ、うん」
「綾乃を、幸せにしなかったら怒るからね」
「……うん」
「じゃあね」

