廊下を歩いてエントランスまで向かう。
修司は外来の待合椅子に腰かけて窓の外を見ていた。
「修司」
わたしが声をかけると、修司は驚いた顔をして立ち上がった。
「綾乃。ふたりにしてくれる?」
綾乃が去った後、わたしと修司は自動販売機で飲み物を買った。
修司がコーヒーのプルトップを開ける。
「汐里、あのさ」
「うん」
「ごめんな…傷つけて。小さい頃からずっと一緒で、汐里のこと守るんだってずっとずっと思ってきたのに、最低だな。俺が汐里を一番傷つけた」
「いいよ…もう。修司の息が詰まるくらい、がんじがらめに縛ってたわたしもいけなかったんだから」

