「後で熱測ろうね。僕はもうすぐ帰るけど、日勤の看護士さんがやってくれるから」 「はい」 吉原さんが去った後、私はふぅーとため息をついた。 調子狂う。 こんなわたしに優しくしてくれたひとはいつぶりだろう。 ふと、横を見ると、女の子が立っていた。 「わっ」 全く気配を感じなかったので、驚いた。 年齢は、わたしより少し下くらいだろうか。 「なに?」 「アメあげる」