誰かを、自分を憎むのはひどくエネルギーがいる。 病気になったのだってそのせいだし、 わたしはもっと、変わらなくちゃいけないのかもしれない。 変わりたい。 もう、自分を嫌いになりたくないから。 「夜勤で~す。よろしくぅ」 ある日、吉原さんが夜勤の挨拶に来た。 「汐里ちゃん、体調はどう?」 「もうすっかり元気です」 「顔色もいいね、よかった」 と、吉原さんの目が微笑む。