学校に行きたい人が行けなくて、 行きたくない人が行こうと思えば行ける。 世の中って、理不尽だな。 神様って不公平だな。 気がつけばもう5時近くになっていた。 今ならナースステーションで申し送りをやっているはず。 「桃佳、わたしナースステーションに行ってくるね」 「吉原さん見に行くの?」 「まあね」 「いってらっしゃ~い」 桃佳がふわんと微笑みながら手を振った。 廊下を歩いてナースステーションに向かう。 病室からはすぐだ。 いるかな。 夜勤って言ってたから、いるよね。