わたしがぼーっとしていると、 吉原さんは手に持っていた段ボール箱からペットボトルのお茶を2本取り出した。 「はい、あげる」 「何ですか、これ」 「ちょうど汐里ちゃんが入院してきたころ、病院で夏祭りがあってさ。これは、 参加できなかった人に配ってるの。桃佳はさぼってたしね」 「あははー」 笑ってごまかす桃佳。 私服…かっこいい。 ブルーのシャツに白のパンツ。 長身で細身の吉原さんにとてもよく似合っている。