『違うの!違う!』


そんなオレを見かねてか

リナが否定の言葉を口にする



『いや、大丈夫だ。ごめんな、教えてやれなくて』


まったく、なんてオレは格好悪い奴なんだ

勉強も教えられない上に

彼女にフォローしてもらうなんて




『だから、違うの!そういうことじゃないの!』


…は?

そういうことじゃなかったらどういうことだよ

なにが違うんだ?




オレの頭の上にはてなが浮かぶ

きっと今はなんともいえない顔をしてるだろうな、オレ