一ヶ月前のあの日 仕事を終えた私に一本の電話がかかってきたのです この辺りで一番大きい病院からでした 心当たりはないが私に関係のあることなのだろう 特に気にすることもせず電話にでました この電話が私の生活を変えてしまったのです 「椎名昌哉さんのご家族の方でしょうか」 椎名昌哉 それは私の兄の名前で 「交通事故にあわれて病院に搬送されました」