君と別れる方法。

放課後、HRが早く終わって、まだ修斗は終わってないだろうから、下駄箱へいつもと違う道から行ってみた。

中庭を通った時、目に飛び込んできたのは、なんだかイイ雰囲気の修斗と、同じクラスの美人、神沢 茜さん。

信じたくない。見たくないよ。

でも

目を反らせない。
2人は私に気付くことなく互いに触れ合う。

ああ。

しちゃった。
私は、キスなんてしたことないのにね。

悲しいのか分かんないけど、涙は落ちてこなかった。