『真央、降りるぞ。捕まれ。』

『あ、はい。
岡野さんありがとうございました。』

「いえ。」

真央を横抱きにすると、

最初に横抱きしたときも

思ったが、軽すぎる。

腕や脚は、直ぐにでも

折れそうなぐらい細い。

倉庫の扉を開けると

俺の存在に気づいた仲間たちが

並んで頭を下げていく

その場を通りすぎると、

俺が女を連れてるのを初めて

見て、驚いてる奴等が

ざわつき始める