*冬夜side*


「んん~…ぁ、あれ…」


目を開けると、机の上にほとんど未開封の酒が大量にあった。

「おー、起きた?」

「…………佐田君がいる。」

「やだなー覚えてねぇの?
昨日のこと!」

え…?
昨日?

「冬夜ってばちょびっと酒飲んだくらいですーぐ酔っちゃってさ~!

可愛かったな~♡」

「えっえっ?
もしかして、その…」

僕、佐田君と…

もしかしなくても、エッチ…しちゃったのかな…。

しちゃったのかな?!

いやいや、しちゃったのかなじゃないよ自分!!
佐田君はノーマルなのに…!!

そもそもどうしてそんな展開に…。


「ホントに覚えてないんだな~。
昨日言ったじゃん、俺がしばらくタツ君の代わりになってやるよって。」

「あ…、僕、そんなことも話したの…?」

「うん、事細かに。」


…最 悪 だ


しかも代わりってことはやっぱり___

「俺達昨日すげー愛し合っちゃった♡
なんか体の相性良いみたいでさ~!

冬夜、俺のが良すぎて失神してたもんなー!

まぁ、覚えてねぇんじゃしょうがないか!
てことでもっかいヤろうぜ!」



えぇぇぇぇぇぇぇえええ!?