高3になったら、クラスも変わって君に会わなくなった。

屋上にも行かなくなった。

君はバカだ。でも僕はもっとバカだ。

あの時僕は君になんと言ったらいいのか分からなかった。

言葉を知らなくては。感情を理解しなくては。もっと知識をつけなくては。

僕は必死に勉強をした。

ココロの穴を埋めるように。彼女に恥じない人間となれるように。