それから時々、君は屋上へきた。 僕は君の話を黙って隣で聞いていた。 クラスの君とまるで別人で驚いた。 屋上以外では僕は君とあいさつ程度しか話さない。 約束のない気まぐれな逢瀬。 僕は毎日それだけのために学校へ通った。