とっても甘いチョコレート王子




「あっ!」



私は小さな叫びを発した。


足が浮く感覚に襲われる。

落ちる!

そう思った時には遅かった。



「っ、あぶね~。」


落ちてない…?


佐々木くん…?

え、佐々木くんが助けてくれた! 

ちょっと、まって。


この体制…近いっ

まるで私が佐々木くんに
抱きついてるみたいになってる!