ずがすがしい朝。

いつもの教室。

は、いいんだけど…



「きゃーーーっ」




いつもの叫び声?


教室にはいってきたある男子に
クラスの女子みんなが注目している。

 
 
「夏樹様、
 おはようございますぅ~」

「あ、夏樹様だぁ」

「きゃーーーっ」

「格好いいーっ」



「夏樹様」

そう呼ばれている男子にむかって
黄色いこえが教室に響く。


朝から、キンキン声が聞こえてきた。


よく、あんな声で話せるよねぇ…


尊敬するわ。

まあ、真似しないけどね。



そんなことを知ってか、しらずか、

女の子が「夏樹様」に注目している。