やっぱりそのことなんだ。 「こんな子が夏樹様の隣だなんて。 ありえないわ。」 わ、わたしだって 隣になりたかったわけじゃないよ なのに。 「くじで決めたじゃない。 私のせいじゃないよ。」 「くじだとか関係ないわ。 何であなたが夏樹様の隣なのって きいてるの。」 な、なんでって くじだから… 「そこじゃまなんだけど?」 後ろからきいたことない声が聞こえた。 えっ?