【短】あめだま。~きみと出会えた奇跡~



───月曜日。


湊人に冷やかされながらも、いつも通り3人で学校へ行く。


そして靴箱を覗きこむと……。


そこには、ひとつのあめだま。


私の大好きな、いちご味。


あとから冬真に聞いた話なんだけどね、冬真は毎回このあめだまを私の靴箱に入れるために早起きして、私たちより先に学校にきてたんだって。


そしてまた一回家に帰って、何事もなかったかのように湊人と私を迎えにきてたんだってさ。


ふふっ、冬真は本当に不器用なんだから。


なんてひとりで笑いながら、私は丁寧にあめだまを取り出した。


今日のメッセージは……


“莉桜、これからよろしくね。冬真より”