【短】あめだま。~きみと出会えた奇跡~



次の日。


私たち幼なじみ3人はいつも通り学校へ行き、お互いに友達と“おはよう”とあいさつを交わしながら靴箱へと向かう。


私たちの通う学園の高等科の靴箱は、開け閉めができるロッカー式。


「よいしょっ」


小さく口で唱えながら靴箱の扉を開けて、上履きを引っ張り出すと。


───コトン。


「……ん?」


私の靴箱から、なにか小さなものが転がり落ちた。


……なんだろう、これ。


不思議に思いながら、私はその“落ちたもの”をそっと拾い上げる。


「あ……」


それは、ひとつのあめだまだった。


それも、私の好きないちごのあめ。