ガタッ


私は思わず席をたっていた。


「おー葵君、席立ってどないしたんだ」


いばやんの声ではっとわれに返る。


「いや、何でもないです。すいません」


う、うそ!なんで……


「では自己紹介お願いしますね」


「えーっとめんどくさいんで、てきとーでいきまーす!海皇から来ました。松下淳でーす。よろしく」


やっぱり、やっぱり淳ちゃんだ。


「ほんじゃー、まあ空いてる所座れ」


うそっここ奇跡的に空いてるじゃん!嬉しぎ泣


「ではみんな後5分で話し終わるからよく聞けよー?明日の持ち物はー……」


淳はそのまま席に座ると伏せてしまった。


7年間会いたかった人が幼馴染みが私の隣にいるんだ。


すっごく嬉しいよ……。


私の心の中はまた淳でいっぱいになった。