山奥の人魚姫



そのため息子はある秋の日に
都に出稼ぎに行くと言いだした。

息『おっかさん、おれ都に出稼ぎにいく』


母『そんな無理せんでも年を越せるだけの食料
はあるし、出稼ぎに行く必要はないだ』

父『息子よ、出稼ぎなんて行かんでも生活には
困ってないから大丈夫だ』

息『おっかんとおっとさんが病気になって薬の一つも買えないのは心配だからおではいく。
次の冬までには帰ってくる。』


息子はそう言って寒い寒い冬の日都に出稼ぎに行きました。