淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~







「……」




カチャ




ドドドドドドド





響き渡る一つのバイク音





「!?」



見ると悠雅はもう走りだそうとしていた





「まて…ゆう…」



「待ってください!!悠雅」





俺の声をかき消したのは珍しく大声を出した蒼だった。





「……」



無言で睨むような視線を向ける悠雅に流石の蒼も怯んでいる



「……今いくのはやめてください!

せめて5時ぐらい、日が出てからにしてください!」




必死で説得している




「…断る」




「っっ!!


ダメですよっ!!危なすぎます!!

それに今は深夜、澪さんも危害なく寝ている可能性の方が高いです。日が出てからとばしましょう。」




蒼が取り乱しているのは本当に珍しい





でも悠雅はそんな状態の蒼を見ても表情1つ変えず





「蒼…時間の無駄だ


そこをどけ」




今にもアクセルであるハンドルのグリップを回そうとしている