淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~






そんな優しい瞳に写った自分は真っ白のウェディングドレスを着ている









「澪ちゃん、幸せになってね」









そっと奏さんから腕を離した時に囁かれた










「もう充分幸せです」








「そっか」










ゆっくりと悠雅に近づいた私は数秒間その瞳を見つめた後、隣に並んで立ち神父に向かう















われるような大きな拍手が鳴りやんだ後、神父の静かな言葉が響く























『新郎 、あなたはここに居る新婦を

病めるときも、健やかなる時も、富める

ときも、貧しき時も…

妻として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?』










それは私への愛を確かめる言葉












答えは二文字





皆分かりきっているものの、協会の中は緊張した空気に包まれている








そんな中




















「……神には誓わねぇ。澪だけに誓う」








私の大好きな低い声が応えるように響く













「あいつ…やるな」


「さっすが黒澪総長…」


「悠雅……怖い」








ボソボソと囁かずにはいられない他の4チームの総長さん

















『新婦、あなたはここに居る新郎を

病めるときも、健やかなる時も、富める

ときも、貧しき時も…

夫として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?』













……そして次は私の番













誰もが再び息を呑む






そして私は静かに口を開いた





















「…誓いません…」









と……










「な…なぜ…」







「…神に誓うものじゃなくて、悠雅と約束するものでしょ?」









誰もがなんで?って思っただろう




神父さんなんか声に出しちゃってる…




それが面白くて








「……あ…そう…ですか…」







「ふふっ」










つい笑いが漏れてしまった