「ありがとう」
心配してくれて…
頭を撫で続けても起きない悠雅
だいぶ疲れていたことを理解して余計に落ち込む
「私の疲労のせいで…」
「疲労じゃねぇーよ」
!?
いつの間にか開いていた漆黒の瞳は疲れを感じさせないくらい強い光を宿していて
「まだ寝てても大丈夫だよ?」
「それはこっちのセリフだ」
久しぶりに悠雅と2人きりで面と向かって話をした気がする…
その強い瞳にまっすぐ見つめられるのは久しぶりすぎて思わず顔を背けてしまう
「……おい」
「へ?」
グイッ
「わっ」
いきなり顎を捕まれ
「なにひゅんのほ!(何すんのよ!)」
頬を強めの力で抑えられる
「俺の方向け」
そう言ってフッと笑った悠雅に逆らう力なんてなくて、
私はただただ赤面するしかなかった

