淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~





「まさか!僕は悠雅の決めたことに反対したりなんかしないよ。

もちろん僕自身の気持ちとしても、解散が嫌だと思うことは無かった。

でも、やっぱり族を抜けた後は寂しいよね…」









「………そうよね」








「俺は悠雅が判断したことに従っただけで、族を解散したいともしたくないとも思わなかったなぁ〜

ま、全ては総長次第だからな!



でも俺はどっちにしろ黒澪以外に居場所を作るつもりはない!」







「相楽……」







朝から2人の気持ちを聞いたことによって



どれだけ悠雅が信頼されているのか



どれだけ黒澪が愛されていたか



再確認することができた…










「その言葉聞いたら悠雅も喜ぶわね」






そう笑顔で言うと






「ちょ、澪ちゃん!
その笑顔はやばいよ、僕が見たら殺されちゃうっっ」







目の前にいた海が両手で自分の顔を覆う








「ちょっと…

私の笑顔は凶器扱い?」






「海…お前言い方考えろよ…
まぁ、俺でもちょっとやばかったけど…

次見たら一瞬で悠雅に殺されるな…」








…二人して失礼だわ…




さっきまで感動してた気持ちを返して欲しい








「どうせ澪ちゃんのことだから別の意味で捉えてるんだろうね…」







「みっちゃん天然だもんな…
高3にもなって」







フイッと顔を背けてスタスタ歩き出すと、後ろから聞こえる2人の笑い声






「おいていくわよ?」





「だめだめ!澪ちゃん一人にしたら怒られるっっ」





「そんなに慌てんなって、海。
みっちゃん歩くのおせぇーから!」








「相楽ーーっ!」








「あっはははは」